常陸丸その11

カーゴウインチです。本船のウインチはすべて蒸気駆動です。したがって各ウインチにはシリンダーがあって、往復運動を回転運動に変える仕組みになっています。蒸気機関車と同じです。

このためボイラーから各ウインチのところまで、蒸気を送る管が甲板上に延びています。

カーゴウインチとカーゴハッチを取り付けたところです。上記のようにウインチが蒸気駆動なので、荷役作業中もボイラーで蒸気を作り続けなくてはならないので、船底のボイラー室では釜焚きの必要があったと思われます。