大函丸その17

メリー・クリスマス!

この3連休で、マストを作りました。本船には3本のマストがあります。一番前のマストは船首からすぐのところに立っています。このマストは、船舶が夜間航行時に点灯が義務付けられている前部のマスト灯を設置するために存在します。

2番めは船橋上にあるレーダーマストで、レーダーアンテナが2基設置されています。また、このマストには、旗流信号を掲げるためのヤードがあります。

3番目は左右両舷にある煙突の間に設置されており、このマストも点灯が義務付けられている後部のマスト灯を設置するために存在します。

レーダーマストに前部マスト灯を設けることができれば、船首部のマストは不要ですが、前部マスト灯と後部マスト灯との間隔は、一定の距離を開けなければならないため、本船の長さではレーダーマストが後部のマストと近すぎて、法令の要件を満たさないため、船首部にマストを設ける必要があったからと考えます。

同じ理由で、船首部にマストを設けた船は、ブルーハイウエイライン(当時)の「さんふらわあとさ」が記憶にあります。「現代の商船の模型」の項に模型の写真が掲載されていますので、ご参考までに。