今日、丸1日かけて船尾を作りました。まだ、完成ではありませんが、次第に形になってきました。本船特有の、この複雑な船尾、あまりいい出来ではなく満足していませんが、今の作者の実力では、これが精一杯です。でも、写真にすると不出来な様子がよく見えますが、模型の実物ではもう少し良く見えます(言い訳)。
なお、不出来に見える大きな理由のひとつが、船体が白だからです。白だと紙の少しのカーブでも影が目立ちます。本船は竣工時はオリエントラインの船で、船体はコーンカラーに塗装されていましたので、その時代の模型として塗装すれば見栄えは少し良くなったはずです。しかし作者が横浜の大桟橋で見た本船はすでにP&Oラインの船でしたので船体は白でした。残念。
なお、スターンギャラリーの1デッキ下のオープンデッキ(Cデッキ)と、さらにその下のオープンデッキ(Dデッキ)では、手摺りの作りが異なります。Cデッキの手摺りは横桟、Dデッキの手摺りは縦桟です。その理由はDデッキのこの部分には子供室(JUNIOR CLUB)があり、子供が手摺りに足を掛けてよじ登り、海に転落しないように縦桟になっているのです。こういう細かいところに拘るのも、模型作りの楽しみです。
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SEA BIRD (水曜日, 28 10月 2020 07:56)
実際の船でも光線の具合によって歪が目立ちます。進水式や引き渡し式の日が快晴だと(お客さんがいるので)冷や汗ものでした。特に官庁船(通称、白い船)は。にしても、別府にいる時に見に行けばよかった。