レックスその33

サロンデッキの舷側を船体に貼り付ける前に、プロムナードデッキの手摺りを作らなければなりません。

手摺りの作り方は以前にも紹介しましたが、改めて説明します。まず、厚手のケント紙を用いて手摺りの縦の支柱を作るため、支柱となる部分を残して、事務用カッターで支柱の間を切り取ります(左上)。次に液体のりを多めに塗り(右上)、木工用ボンドを摺り込ませたミシン糸を横桟として貼ります(左下)。完全に乾いたのち、余分な部分を切り取り出来上がりです(右下)。このように、支柱として残す部分よりも切り取って捨ててしまう部分のほうが圧倒的に多く、紙がもったいないのですが、作者としては、試行錯誤の末、この作り方が一番いいと思っています。

次に一番上の、実物ではチーク材で出来ているハンドレールを作ります。

チーク材を模して、下写真のように「ミューズコットン」の茶色を、カッターで幅1.5ミリに切ります(左)。作者は色紙としてはラシャ紙をよく使いますが、ラシャ紙は薄くて強度がないので、この部分には厚手の「ミューズコットン」を使います。そして、上記で作った部品をまず甲板に接着して、その一番上にハンドレールを接着すれば、出来上がりです(右)。