柳原良平先生の著書「船の模型の作り方」は作者が紙で模型船を作るきっかけになった本ですが、その中の「大井川丸(大阪商船)」の作り方の項に、船体のリベットの頭(鋲)を再現するために仁丹の半割を船体外板に貼り付ける、というテクニックが登場します。これだ、というわけで、早速PCで森下仁丹の通販サイトを検索してみました。そしていろいろと比較して一番量の少ないものを試しに買ってみることとしました。このプールサイドの照明は、ファーストクラスのプールと、船尾にあるスペシャルクラスのプールにありますが、その数は全部で22個です。これに対し仁丹の購入最小単位は720粒!そんなにたくさん要らないよ。でも仕方ありません。
結局、22個の照明のために1,210円+送料を負担して入手しました。(後日知ったのですが、アマゾンで買ったほうが安かったです。失敗! アマゾンって、なんでも売っていますね。)で、残りの698粒、どうしようか?
とにかく、いろいろありましたが、左写真は出来上がったプールサイドの柵。右がリドデッキにはめ込んだところです。仁丹の直径は約2ミリで200分の1なので40センチになります。いい感じです。
本物の照明は乳白色ですが、仁丹が綺麗だったので銀色のままです。それに作者の模型に使う塗料は水性の物を使っています。白を塗ると水分が仁丹に含侵してドロドロになる恐れも考えました(良平先生の模型はエナメルを塗っているので水分の心配はないです)。
このプールの柵の製作には、結構悩み、新素材を試して、またコストも大きかったですが、プールは本船の目玉ですので、手間をかけました。家内に見せたら「かわいいー」と言われました。
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