にっぽん丸その14

4階の客室を作り始めました。ここにある客室はステートAというクラスです。3階以下の客室(ステートB、ステートC)は基本は2名用ですがプルマンベッドなどにより3名や4名でも対応できるのに対して、ステートAは2名専用です。作者は船に乗るときには船室は寝るためだけで最低限あればよいという派ですので、ステートAのような高級な船室には乗船した経験はありません。設備もあまり変わらないようですので安い部屋のほうがお得です(個人的な意見です)。

ところで、最近セールス的には、ステートCはスタンダードステート、ステートBはコンフォートステート、ステートAはスーペリアツインと謳われているようです(パンフレットなどにはそのように記載されていますので、パンフレットをお持ちの方はご覧になりながらお読みください)。

作者が昨年秋、本船30周年記念クルーズに乗船の際には、当然一番下の客室であるスタンダードステートで申し込みましたが、船の都合でコンフォートステートの客室をあてがわれました。

付言すると、4階の客室は窓の外がデッキになっていますので、外から船室内部を覗かれる恐れがあります。このため4階の客室の窓はミラーガラスになっています。

余談ですが、昔、ふじ丸に乗船したときに、その航海では香港映画「シティーハンター」(1993年公開)のロケが行われていて、たまたま私と相棒にあてがわれた船室が4階でした。航海日に4階デッキで撮影があり、私たちは窓の内側からデッキの様子を見ていたのですが、ヒロインの後藤久美子がシーンの合間に私たちの船室の窓を覗いたのです。彼女にしてみればミラーで顔の化粧の具合いを見ただけなのですが、まさか私たちが中から覗いているとは思っていません。ガラス1枚をはさんで彼女の美しい顔をまじまじと見ることができたのはラッキーでした。独身時代の思い出です。