にっぽん丸その35

プールの上の開閉式ドームですが、実船では写真のようにレールが敷かれ、引き戸の戸車のように車輪がこのレールの上を転がって開閉します。

これを模型ではどうするかが難題です。実船ではドームは重量があるため、レールの上にドームが乗っているだけですが、模型では上下ひっくり返すこともあるため、逆さにしても外れないようにしなければなりません。

考えた末に、実船とは少し異なりますが、厚紙で写真のような溝付きのレールを作り、ドームを構成する部品の端に爪を出して、この溝に沿って爪が移動することにより開閉するようにしてみました。こうすれば逆さにしてもドームが落下することはありません。開状態で内側に来るドームの爪はレールの内側に、外側にくるドームの爪はレールの外側に沿わせてスライドするように作りました。シンプルですが確実な構造です。

閉状態のときと、開状態のときの写真です。シンプルで嵩張らず、いい感じです。