膨張式救命いかだ関連の艤装品を作りました。
木の丸棒でいかだのカプセルを作りました(左上)。左右合わせて16個あります。相変わらず苦手な木工作で、不様な出来です。それを本船に搭載しました(右上)。外舷に向かって傾斜した台に置かれ、イザというときに固定ロープを切れば自然に海面に落下するようになっているカーフェリーなどと異なり、本船の救命いかだは水平の台に置かれ、海面に降ろすには専用のクレーンを使うようになっています。そのクレーン(左下)は複雑な形をしており製作に時間を要しました。クレーンを付けた姿(右下)です。これでもかなり省略しています。
この救命いかだに避難することとなる人達は誰でしょうか。クルーズの開始早々、必ず避難訓練(Boatdrill)が行われます。船客は乗船証に記載されたボート番号(Lifeboat No.)により、定められた場所(奇数は右舷側、偶数は左舷側)に集合して、自分が乗る救命ボートの番号を確認しますが、救命いかだに割り振られた船客はいないようです(BoatとRaftとは違いますから)。どうやら救命いかだに乗るのは船員たちではないかと推測しますが、いかがでしょうか。
なお、クレーンではひとつずつ降ろすのでしょうか。かなり手間がかかるのではないかと考えられます。そしてフェリーなどにある脱出用シューターはないようです。緊急時に間に合うのか心配なところです。
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