これは右舷側だけにしかない設備です。寄港地で本船が接岸できる岸壁がない場合、沖がかりになり、船客の上陸のために搭載しているテンダーボートを使いますが、本船からテンダーボートに安全に乗り移れるように、この設備を海面まで降ろしてポンツーン(浮き桟橋。実際には浮かんではいませんが)として使います。つまり船客は本船の舷梯でこのポンツーンまで降り、ポンツーンに接舷しているテンダーボートに乗船するのです。
それはそれでよいのですが、この設備の作りがあまりにも無骨で、しかも色がねずみ色です。紺色の船体、白いハウスとは全く調和しません。もう少しなんとかならなかったのでしょうか。
左写真は海面に降ろしたときの姿、右写真はプロムナードデッキ上に格納された姿です。
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