この週末、思い立って下田に行きました。
神新汽船の「フェリーあぜりあ」がドックのため、その間ピンチヒッターとして伊豆諸島開発の新造船「くろしお丸」が下田ー神津島ー式根島ー新島―利島-下田航路を走っていて、それに乗るためです。
ことし1月にできたばかりで、船内はピカピカです。天気にも恵まれ、波も静か、軽いピッチングが心地よく、のんびりと7時間の航海を楽しんできました。
本船は、「フェリーあぜりあ」、八丈島-青ヶ島航路の「あおがしま丸」、父島ー母島航路の「ははじま丸」がドックのときのピンチヒッターを務めており、それ以外のときは竹芝と各島間の貨物の輸送に従事しているため、めったに乗船の機会のないことから、今回急遽思い立った次第です。
船内の看板にも、これら各航路図が掲げられていました。
下田港の本船、後ろ姿は四角くてあまりカッコよくないです(左)。伊豆諸島開発の船の煙突のマーク(右)。
新しい船らしく、船内各所に液晶ディスプレイがあり、随時本船の位置やブリッジからの前方映像が流れています。
船内は、カーペット敷き船室、椅子席とも客室内は広いのですが、船内や船側の通路は意外に狭く、また、最上部のオープンデッキも狭いうえに左舷側は支援艇が邪魔でよく見えません。海や他の船を見たり、のんびり潮風に吹かれたい作者にとっては居場所のない船であったことは残念でした。この点、オープンエアーに当たれる場所の多い「フェリーあぜりあ」のほうが優れています。
「フェリーあぜりあ」にはビールの自販機がありますが、伊豆諸島開発は酒類販売の免許がないため、船内ではビールは手に入りません。そこで今回作者は缶ビールを入れたクーラーボックス持参で乗船しました。しかし船内に入ると冷蔵庫のあることを発見! 次回からは缶ビールだけ持ち込めばよい、と分かりました(次回いつ乗るかわかりませんが)。
ともあれ、貴重な体験をして帰ってきました。
本船の前途に幸あれ、ますますの活躍を願います。
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