写真左側が3階(ボートデッキ)、右側が4階(フライングブリッジデッキ)です。
3階には便乗者用の船室があります。昔の貨物船には12名まで船客を乗せるせることができました。前部には船客たちの喫煙室と食堂にもなるサロンが配置され、その後部両舷に船客用の船室が並び、最後部には通信室がありました。そして両舷に救命ボートが1隻ずつ配置されています。
4階は最前部が航海船橋(ブリッジ)で、そのすぐ後ろに船長室と海図室があります。あとは露天甲板で煙突や機関室の天窓、通風装置が設けられています。
上の写真から少し進み、3階の船室の壁の一部を取り付けたフライングブリッジデッキ(4階)の裏側です。これを裏返して3階とくっつけます。製作の都合上、このような作り方をしています。
写真を見ればわかりますが、左右で船室の形状が微妙に異なっています。貨物船ですよ、なぜこのように凝った造りなのでしょう?作りにくいこと、甚だしいです。戦前の日本船あるあるで、欧米の船にはこのような意味のない凝った形状はありません(一例を挙げれば淺間丸クラスのハウス頂部の甲板のデコボコ。わざわざデコボコにする意味が理解できません)工数ということを考えないのでしょうか。と、ボヤいています。
フライングブリッジデッキを取り付けました。このあと船橋部分を作ります。
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